第24回『このミス』大賞 2次選考通過作品一覧

2次選考の結果、最終候補作は以下の8作に決定しました。
選評には、選考通過のポイントや弱点の指摘などが、的確に書かれています。作品を選ぶ、選考委員の“生”の声ですので、作家志望の方にとっては有益なアドバイスになると思います。今回惜しくも選にもれた方、次回への応募をお考えの方には、ぜひ目を通していただければと思います。

2次選考通過作品一覧

『名探偵・桜野美海子と天国と地獄』凛野冥
『ミラーリング』ジョウシャカズヤ
『データで全てはわかりません!』相澤新
『ぼくたちの告解』高森泉
『馬と亀』波北明道
『龍犬城の絶対者』犬丸幸平
『アナヅラ様の穴場』四島祐之介
『人間は生きてる限りアイを知る』悠木允

2次選考コメント

2次選考通過作品

『名探偵・桜野美海子と天国と地獄』凛野冥

無戸籍者たちとその支援者によって作られた擬似家族
新しい家族の形を提唱していたその屋敷が惨劇の舞台に……
1次選考講評


『ミラーリング』ジョウシャカズヤ

アパートの隣同士で起きた密室殺人
事件を追う刑事もまた問題を抱えていた
すべては鏡に写した犯罪なのか
1次選考講評


『データで全てはわかりません!』相澤新

データサイエンス×鉄道(!?)というユニークな組み合わせが光る
主催者不明、出題内容は不可解、けれど賞金は五千万円!
陰謀が隠された怪しげなコンペにデータサイエンティストが挑む
1次選考講評


『ぼくたちの告解』高森泉

小学校で起きた殺人の余波は
十五年後に新たな事件を引き起こす
倒叙と犯人探しを両立させた技巧派サスペンス
1次選考講評


『馬と亀』波北明道

熱意溢れる新米女性刑事と厭世的なベテラン悪徳刑事
対照的な二人の捜査官の軌跡がクライマックスで劇的に交叉する
読後感爽快な警察捜査小説
1次選考講評


『龍犬城の絶対者』犬丸幸平

北京の紫禁城で日本人の男が
贋作づくりにはげんでいると
腹の肉を削ぎ死亡した宦官が密室で見つかる……
1次選考講評


『アナヅラ様の穴場』四島祐之介

長野県の都市伝説「アナヅラ様」
その正体は――殺人者なのか?
肉体派の女探偵がハードに謎を追う
1次選考講評


『人間は生きてる限りアイを知る』悠木允

不老不死の少女は旅に出る
悠久の時をいかに生きるかを知るために
少女が訪れた四つの場所で不可解な事件の謎を解く特殊設定ミステリ
1次選考講評