宝島社 『このミステリーがすごい!』 大賞

大賞賞金1,200万円 文庫グランプリ賞金200万円!

第25回『このミス』大賞受賞作品 四グラムの断罪

『四グラムの断罪』白峰仁

わずか4gの微小破片を、犯人は宇宙空間でどうやって被害者に当てたのか
スペースデブリ回収を生業とする、元天才設計者が謎に挑む

最終選考委員コメント

「探偵側も犯人側もひたすら計算するだけなのだが、それがどうしてかくもスリリングなのか。こんなミステリー、いまだかつて読んだことがない。」
→ 大森望


「一読者として堪能した。好みだったのは、宇宙空間で生きる男の孤独や周囲に広がる暗い景色と静謐な文体がマッチした文章世界。複数の人々の人生模様も浮かび上がって胸を打つ。」
→ 瀧井朝世


「冒頭から一気に引き込まれる。少ない登場人物ながら長編を支えるプロットを構築したことに感心した。静謐な物語だが、終盤では「動」のシーンも用意されていてそつがない。」
→ 西上心太


白峰仁(しらみね・じん)受賞コメント

映画『プロジェクト・ヘイル・メアリー』を観て、「あ、自分にも書けるかも」と思ったのが始まりでした(原作は既に読んでいたのですが、映像で観るとまた違う衝撃がありました)。今思えば、ずいぶん無謀な勘違いでしたが。謎や仕掛けだけではなく、人間が何を考えどう動くのか、それをどう文章で表現するかということを大切にしました。選考に携わってくださった皆様、そしてこれからこの物語を手に取ってくださる皆様に、あらためて感謝申し上げます。またいつか、別の物語でお会いできればと思います。

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