第23回『このミス』大賞発表
パン屋で働く漫画家志望の大学生が〈日常の謎〉を解く “美味しい” 連作ミステリー、土屋うさぎ『謎の香りはパン屋から』が大賞に決定しました。文庫グランプリには、二百年前の人骨と失踪した妹のDNAが完全に一致したという強烈な謎で牽引する松下龍之介『一次元の挿し木(仮)』、余命宣告された人々が集う “館” ものミステリーの香坂鮪『どうせそろそろ死ぬんだし(仮)』(応募時筆名:夜ノ鮪)の2作品が選ばれました。経緯は最終選考委員による選評をご覧ください。
※各作品は刊行時に改題する可能性があります。
第23回『このミステリーがすごい!』大賞は、403作品の応募があり、1次選考(21作品通過)、2次選考(7作品通過)を経た最終候補の中から、大賞が決定いたしました。賞金は、大賞1,200万円、文庫グランプリ200万円(それぞれ均等に分配)です。(『このミス』大賞事務局)