第6回『このミス』大賞 2次選考通過作品一覧
本賞では、荒削りでも未知の可能性やオリジナリティの感じられる作品を評価します。今回、選にもれた方、応募を見送られた方も、2次選考選票ならびに10月上旬に発表する最終選考結果を参考していただき、第7回『このミステリーがすごい!』大賞にぜひご応募ください。(『このミス』大賞事務局)
2次選考通過作品一覧
『明治二十四年のオウガア』 桂 修司 |
『禁断のパンダ』 拓未紀司 |
『彷徨える犬たち』 中村啓 |
『魔女は甦る』 中山七里 |
『林檎と蛇のゲーム』 森川楓子 |
2次選考通過作品
『明治二十四年のオウガア』 桂 修司
右眼に映る謎の“影”。自殺した死刑囚は、何を見たのか? 明治期北海道で行われた非人道的国家政策と平成の刑務所での連続自殺事件が、時代を超えてリンクする
『禁断のパンダ』 拓未紀司
神戸ポートタワーで発見された一人の男性の刺殺体。人間離れした味覚を持つ料理評論家と、新進気鋭の料理人が覗き見た美食界の闇の奥とは
『彷徨える犬たち』 中村啓
新宿歌舞伎町のラブホテルで元暴力団員が射殺される。被害者との付き合いがあった警官は同僚たちよりも先に真相を明かそうとするが……。暴力団抗争、中国人の密入国、新宿歌舞伎町裏社会を、骨太の筆致で描き出す
『魔女は甦る』 中山七里
細切れにされた男、頻発する若年層による凶悪犯罪、飼い猫の失踪、そして嬰児誘拐。すべての謎を解く鍵は、彼が生前に遺した「僕は魔女の末裔だ」という謎の言葉に
『林檎と蛇のゲーム』 森川楓子
海外出張で不在の父親のベッドに隠されていたのは、一億円の札束だった。事件に巻き込まれ、逃亡を余儀なくされた中学三年生の娘と謎の女性。逃亡生活の果てに、娘は父の真実を知る