第22回『このミス』大賞・文庫グランプリ受賞作品 箱庭の小さき賢人たち

『箱庭の小さき賢人たち(仮題)』浅瀬明

学内限定のポイントは、学食でも使えるし単位すら買うことが出来る――
そんな商科大学で、学生たちが経済バトルを繰り広げる!

最終選考委員コメント

「他人からの評価を可視化するアイデアをコンゲームのネタに使っているところがうまい。エンターテインメントとしてたいへんよくできている。」
大森望


「軽妙ライトノベルタッチで展開するキャンパス・サスペンスで、キャラも立っているし呈示される設定もユニーク。」
香山二三郎


「ユニークな設定、文章力、テンポもよくて一気読み。さまざまな人物が有機的に連なっていく過程も面白かった。」
瀧井朝世


浅瀬明(あさせ・あきら)受賞コメント

『このミス』大賞文庫グランプリを受賞できたことを大変光栄に思います。いままで積み上げてきたものが、やっとひとつ実を結んだようで胸の底から喜びが湧き上がってきています。この小説には自分が面白いと信じるものをとにかくたくさん詰め込みました。緊張感や驚き、そして挑戦することの楽しさを感じていただける物語になっているはずです。より多くの方々に読んでいただけたら幸いです。この度は本当にありがとうございます。