第21回『このミス』大賞発表
レビー小体型認知症の老人が「安楽椅子探偵」となって謎を解き明かす連作ミステリー、小西マサテル『物語は紫煙の彼方に(仮題)』が大賞に決定しました。文庫グランプリには、アフリカの奥地を舞台にした異色の冒険エンタメである美原さつき『イックンジュッキの森(仮題)』、伏線回収劇と痛快なクライマックスが評価されたくわがきあゆ『レモンと手(仮題)』の2作品が選ばれました。経緯は最終選考委員による選評をご覧ください。
※各作品は刊行時に改題する可能性があります。
第21回『このミステリーがすごい!』大賞は、447作品の応募があり、1次選考(19作品通過)、2次選考(8作品通過)を経た最終候補の中から、大賞が決定いたしました。賞金は、大賞賞金1,200万円、文庫グランプリ賞金200万円(それぞれ均等に分配)です。(『このミス』大賞事務局)