第19回『このミス』大賞 大賞発表
大企業の御曹司であった元彼の奇妙な遺言状をめぐり、信じるものはお金のみの女性弁護士が奔走する新川帆立『元彼の遺言状』(応募時タイトル「三つ前の彼」)が大賞に決定しました。文庫グランプリ(従来の優秀賞より名称を変更)には、アクション描写と骨太な世界観が高く評価された亀野仁『暗黒自治区』(応募時タイトル「砂中遺物」、応募時筆名:龜野仁)、複数の事件が錯綜しながら、意外な結末へと着地する誘拐ミステリー、平居紀一『甘美なる作戦(仮題)』(応募時筆名:呉座紀一)の2作品が選ばれました。経緯は最終選考委員による選評をご覧ください。
※それぞれ刊行時に改題する可能性があります。
第19回『このミステリーがすごい!』大賞は、475作品の応募があり、1次選考(24作品通過)、2次選考(6作品通過)を経た最終候補の中から、大賞が決定いたしました。賞金は、大賞賞金1,200万円、文庫グランプリ賞金200万円(均等に分配)です。(『このミス』大賞事務局)