第18回『このミス』大賞発表
マニアックな領域の薀蓄を巧みにミステリーに落とし込んだ作品、歌田年『模型の家、紙の城』(応募時筆名:歌明田敏)が大賞に決定しました。優秀賞には、ロジカルな推理で被害者の死亡時刻を突き止める朝永理人『君が幽霊になった時間』(応募時筆名:泡沫栗子)が選ばれました。経緯は最終選考委員による選評をご覧ください。
また、ドラマ化を前提とした賞、U-NEXT・カンテレ賞には、都市伝説をめぐって人間の悪意を描く学園ミステリー、貴戸湊太『ユリコは一人だけになった』(応募時筆名:貴志祐方)に決定いたしました。この作品は 2020 年春にドラマ配信・放送予定です。
(それぞれ刊行時に改題する可能性があります)
第18回『このミステリーがすごい!』大賞は、502作品の応募があり、1次選考(24作品通過)、2次選考(7作品通過)を経た最終候補の中から、大賞が決定いたしました。賞金は、大賞賞金1,200万円、優秀賞賞金200万円、U-NEXT ・カンテレ賞賞金は 100 万円です。
なお、今回をもって最終選考委員の吉野仁氏が退任し、次回からは瀧井朝世氏が着任いたします。(『このミス』大賞事務局)