第18回『このミス』大賞受賞作品 君が幽霊になった時間

『君が幽霊になった時間』朝永理人(ともなが・りと、応募時筆名:泡沫栗子)

【あらすじ】

学園祭のお化け屋敷で少女が絞殺された
同級生コンビがロジカルに犯人を暴く青春ミステリー

最終選考委員コメント

「ひたすらロジックで詰めていく解決編の切れ味は鮮やか」
大森望


「ロジカルな推理が目玉で、被害者が死んだ時間を突き詰めていくくだりはスリリングのひと言だ」
香山二三郎


「前半の思わぬ部分にトリックが仕込まれているなど、解決にいたるプロセスで驚かされる部分がいくつもあり、ミステリの面白さは十分」
吉野仁

朝永理人(ともなが・りと)受賞コメント

片栗粉
 周囲とうまく馴染めず、ずっと自分の殻に閉じこもって生きてきました。物語を書き始めたのは、それでも誰かと繋がりを持ちたかったからなのかもしれません。自分が面白いと思うものを面白いと思ってもらいたい、その一心で書き続け、今回、ようやくその機会を得ることができました。
 しかしこれで満足などしていません。届けたい話はまだまだあります。それら全てを余すところなく伝えられるよう、今後とも精進していきたいと思います。