第13回『このミス』大賞 2次選考通過作品

2次選考の結果、最終候補作は以下の6作に決定しました。
選評には、選考通過のポイントや弱点の指摘などが、的確に書かれています。作品を選ぶ、選考委員の“生”の声ですので、作家志望の方にとっては有益なアドバイスになると思います。今回惜しくも選にもれた方、次回への応募をお考えの方には、ぜひ目を通していただければと思います。
最終選考結果は9月下旬発表予定です。

2次選考通過作品一覧

『八丁堀ミストレス』/山本巧次
『夢のトビラは泉の中に』/辻堂ゆめ
『キラーズ・コンピレーション』/加藤笑田
『風俗編集者の異常な日常』/安藤圭
『女王はかえらない』/降田天
『深山の桜』/神家正成

2次選考委員コメント

2次選考通過作品

『八丁堀ミストレス』 山本巧次(やまもと・こうじ)

捕り物好きの謎めいた美女は、二百年の時を超えてやってきた元OL。
文政の江戸現代の東京を舞台にした謎解きミステリ
作品講評


『夢のトビラは泉の中に』 辻堂ゆめ(つじどう・ゆめ)

目を覚ました梨乃が見たのは、自らの訃報。
生きている梨乃の姿も、人々の目には見知らぬ女性として映る。
たった二人の例外をのぞいては……。
作品講評


『キラーズ・コンピレーション』 加藤笑田(かとう・しょうた)

殺しの仕事にしては、あまりに安い報酬。
だが、四組もの殺し屋が名乗りを上げて、標的をめぐって右往左往。
田舎町の町長選挙に、奇妙な殺し屋たちが暗躍する!
作品講評


『風俗編集者の異常な日常』 安藤圭(あんどう・けい)

OL一年目。
風俗情報誌の編集者として社会人デビューした里美が、
異常と謎の数々を身体を張って経験する!
作品講評


『女王はかえらない』降田天(ふるた・てん)

片田舎の小学校の一クラス。
子供たちの繰り広げるパワーゲーム。
その意外な結末は……?
作品講評


『深山の桜』 神家正成(かみや・まさなり)

南スーダンの自衛隊宿営地で頻発する変事を
定年間近の准尉と若い士長のコンビが追う!
正統派自衛隊ミステリー
作品講評