第9回『このミス』大賞 2次選考通過作品一覧
2次選考の結果、最終候補作は以下の6作に決定しました。
選評には、選考通過のポイントや弱点の指摘などが、的確に書かれています。作品を選ぶ、選考委員の“生”の声ですので、作家志望の方にとっては有益なアドバイスになると思います。今回惜しくも選にもれた方、次回への応募をお考えの方には、ぜひ目を通していただければと思います。
2次選考通過作品一覧
『完全なる首長竜の日』 乾緑郎(いぬい・ろくろう) |
『有機をもって恋をせよ』 喜多喜久(きた・よしひさ) |
『羽根と鎖』 佐藤菁南(さとう・せいなん) |
『ホークウッドの亡霊』 高山深雪(たかやま・みゆき) |
『森のくまさん―The Bear―』 堀内公太郎(ほりうち・こうたろう) |
『ハナカマキリの変容』 美輪宙(みわ・そら) |
2次選考通過作品
『完全なる首長竜の日』 乾緑郎(いぬい・ろくろう)
記憶とは何か? 生とは? 死とは?
昏睡患者との意思疎通が可能となった近未来を舞台にした
謎と仕掛けに満ちた哀惜と諦念の漂う物語
『有機をもって恋をせよ』 喜多喜久(きた・よしひさ)
有機化学を専攻する大学院生の初恋を叶えるため、
突如現れた、謎の女性・カロン。
ふたりが引き起こす、ドタバタ・ラブ・ストーリー
『羽根と鎖』 佐藤菁南(さとう・せいなん)
児童相談所所長、小児科医、母、祖母、妹、義父……。
関係者の語りにより、浮き彫りになっていく児童虐待の真相は?
ひとりの聡明な少女・亜紀がすべての鍵を握る
『ホークウッドの亡霊』 高山深雪(たかやま・みゆき)
英国貴族の邸宅を移築した「ホークウッド・ホテル」には
18世紀の住人たちのゴーストが現れるらしい……。
歴史ミステリーの魅力とドラマ性に満ちた傑作!
『森のくまさん―The Bear―』 堀内公太郎(ほりうち・こうたろう)
世の中の悪人を独断的に処罰していく「森のくまさん」。
メルヘンチックな表題の裏にある
おぞましい世界を堪能あれ
『ハナカマキリの変容』 美輪宙(みわ・そら)
監禁暴行という壮絶な過去を抱える女と、
過去を克服し、前向きに生きる女。そんなふたりの周辺で
相次ぐ不審死が、10年前の悪夢を呼び起こす!