第23回『このミス』大賞 2次選考通過作品一覧

2次選考の結果、最終候補作は以下の7作に決定しました。
選評には、選考通過のポイントや弱点の指摘などが、的確に書かれています。作品を選ぶ、選考委員の“生”の声ですので、作家志望の方にとっては有益なアドバイスになると思います。今回惜しくも選にもれた方、次回への応募をお考えの方には、ぜひ目を通していただければと思います。

2次選考通過作品一覧

『どうせそろそろ死ぬんだし』夜ノ鮪
『わたしを殺した優しい色』瀧井悠
『九分後では早すぎる』入夏紫音
『一次元の挿し木』松下龍之介
『魔女の鉄槌』君野新汰
『私の価値を愛でるのは? 十億円のアナリスト』松井蒼馬
『謎の香りはパン屋から』土屋うさぎ

2次選考コメント

2次選考通過作品

『どうせそろそろ死ぬんだし』夜ノ鮪

余命宣告を受けた人々の会で起きた不審な死
殺人だとすれば、なぜわざわざ殺したのか……?
1次選考講評


『わたしを殺した優しい色』瀧井悠

前世で誰かに殺された女子大生が
思い出す「見覚え」を頼りに
うらぶれた中年男が謎を解く
1次選考講評


『九分後では早すぎる』入夏紫音

軽やかさはやがて深さに――
謎を感じるセンスを備えた著者が綴る
六話の青春ミステリ
1次選考講評


『一次元の挿し木』松下龍之介

ヒマラヤ山中で発掘された二百年前の人骨と
四年前に失踪した少女のDNAが完全に一致
産学連携の暗部に挑むSF謀略ミステリ
1次選考講評


『魔女の鉄槌』君野新汰

その殺人は魔術によるものではない!
魔女を信じる社会での、魔女裁判の行方はいかに……
1次選考講評


『私の価値を愛でるのは? 十億円のアナリスト』松井蒼馬

個人が株式として売買される社会
七億円の市場価値を持つアナリストの個人株が
ある日一気に買い占められた――
1次選考講評


『謎の香りはパン屋から』土屋うさぎ

パン屋で働く漫画家志望の大学生は
つぎからつぎへと謎を解く
1次選考講評