第12回『このミス』大賞 1次選考通過作品

第12回を迎える本賞に、計457作品のご応募をいただき、まことにありがとうございました。
1次選考を通過した作品は以下の21作品です。

1次選考通過作品一覧

『ホテル・カルフォルニア』/村上暢 『流星雨』/檎克比朗
『血の氷像』/志規醇乎 『萌えないゴミはただのゴミだ。』/穂波了
『水彩プラネタリウム』/藍沢砂糖 『金玉さん』/愛理修
『ティーンエイジ・エイリアン・サマー』/村木祐 『水底の解』/河合穂高
『正邪の獄』/影山匙 『俺たちはヒーローじゃない』/春畑行成
『幸せの戦略』/志門凛ト 『沈黙の死闘』/岡辰郎
『飛洲DMZ』/杉成就 『maman ~殺戮の天使~』/KT
『ロストナンバー』/姉井嘘像砂 『真相を暴くための面倒な手続き』/梶永正史
『無明長夜』/三好昌子 『ボクが9歳で革命家になった理由』/八木未
『生き霊』/越谷友華 『勇者達の挽歌』/小池康弘
『タスマニアデビルの憂鬱』/工藤智巳

1次選考通過作品

『ホテル・カリフォルニア』 村上暢(むらかみ・のぶ)

砂漠の奥地に建つ館で連続殺人に巻き込まれた気ままな二人組。
イーグルスの名曲を手掛かりに日本人ミュージシャンが謎を解く。
作品講評


『流星雨』 檎克比朗(ご・かつひろ)

記録的集中豪雨が襲う中で発生した通り魔事件。
七人の命を奪った犯人はどこに?
作品講評


『血の氷像』 志規醇乎(しき・じゅんこう)

ゴミの総重量を刺青する「余計者」の男。
特異な体質を持つ男は、自身を変革できるようになり、
ひとつの方向へ突き進んでいく――
作品講評


『萌えないゴミはただのゴミだ。』 穂波了(ほなみ・りょう)

ゴミ袋の中から人間の耳を発見し、
女性のストーキングをはじめる主人公が、
異常事態の当事者にされる、息もつかせぬサスペンス
作品講評


『水彩プラネタリウム』 藍沢砂糖(あいざわ・さとう)

民俗学研究部に所属する大学生が
春夏秋冬の都市伝説を調査していく
賑やかな青春コメディ
作品講評


『金玉さん』 愛理修(あいり・おさむ)

巨砲の持ち主だけど、ウブで純情。
そんな金玉さんの幽霊が、エッチな騒動を引き起こす。
彼のやり残したことは何なのか……?
作品講評


『ティーンエイジ・エイリアン・サマー』 村木祐(むらき・ゆう)

四人の中学生と一人のフリーター。
うんざりするような日常からの脱出願望が、
殺人計画として動き出す。
作品講評


『水底の解』河合穂高(かわい・ほたか)

その屋敷がある森では、不思議な事件が起きていた。
ノートに記された「世界の方程式」を解き明かせば、
森の秘密も明らかになるのか……?
作品講評


『正邪の獄』 影山匙(かげやま・さじ)

二人は刑事に、二人は泥棒に――。
別の道を歩む幼なじみ四人組の今を描いた
刺激的な展開の刑事&犯罪小説
作品講評


『俺たちはヒーローじゃない』 春畑行成(はるはた・ゆきなり)

刑事と容疑者が手錠で繋がった!?
妙な縁で結ばれた2人の男が
スタコラサッサと珍道中
作品講評


『幸せの戦略』 志門凛ト(しもん・りんと)

無名投資ファンドの依頼に潜む謎とは!?
コンサルタントの視点から企業の真意に迫る
新鉱脈「コンサルティング・ミステリ」の発見だ!
作品講評


『沈黙の死闘』 岡辰郎(おか・たつろう)

全身麻痺となった刑事が、濡れ衣を着せられる。
入院中の病院が襲撃され、犯人たちは立てこもった。
動けぬ刑事が、いかにして凶悪犯たちと戦うのか?
作品講評


『飛洲DMZ』 杉成就(すぎ・じょうじゅ)

首都となった未来の大阪で、殺人事件が。
不良外人組織とヤクザ組織との抗争か。
男たちの思惑は交錯し、ぶつかり合う……
作品講評


『maman ~殺戮の天使~』 KT(ケーティー)

荒廃した近未来のアキバで、奇怪な死体が発見される。
かつてカルト的人気を博したマンガそっくりの殺し方で。
トランスジェンダー美人警部と新米刑事のコンビが謎を追う
作品講評


『ロストナンバー』 姉井嘘像砂(あねい・うそぞさ)

一万円札を三億円で買う!
人気画家のアピールに秘められた真意とは?
財務省職員の奮闘を描く異色のパニック小説
作品講評


『真相を暴くための面倒な手続き』 梶永正史(かじなが・まさし)

元警察官はなぜ銀行に立て籠もったのか?
都市伝説として語られる“秘密組織”が
歴史の暗部に挑むトリッキーなサスペンス
作品講評


『無明長夜』 三好昌子(みよし・まさこ)

かつての仲間を殺された元刺客が
奪われた名刀の謎を追う
迫真のハードボイルド時代小説
作品講評


『ボクが9歳で革命家になった理由』 八木未(やぎ・ひつじ)

政治家の孫が誘拐された。
身代金は日本の財政赤字額の991兆円。
犯人の狙いは? 決着は?
作品講評


『生き霊』 越谷友華(こしがや・ゆうか)

男児の変死体が見つかった。
DNA検査の結果、犯人は刑務所の中に
謎が謎を呼ぶサスペンス
作品講評


『勇者達の挽歌』 小池康弘(こいけ・やすひろ)

女子マラソン選手が意外な活躍
撃墜された航空機で預かった秘密とは。
目を離せない軍事アクション小説
作品講評


『タスマニアデビルの憂鬱』 工藤智巳(くどう・ともみ)

マンションの隠し扉を開けると、冷凍された撲殺死体が!?
美人で成績優秀な後輩“デビル”にこき使われる、
不動産会社のダメダメ営業マンの恋と推理の奮闘記
作品講評

次回作に期待

あと一歩の作品に選考委員から一言