選考委員紹介

1次選考委員プロフィール


宇田川拓也(うだがわ・たくや)

1975年、千葉県生まれ。ときわ書房本店(JR船橋駅南口前)店長。横溝正史と大藪春彦を神と崇めるミステリ偏愛書店員。勤務のかたわら、文庫解説の執筆や「紙魚の手帖」、「本の雑誌」にて新刊レビューを連載中。
応募者のみなさまへ「書店員が頭を下げてでも売りたくなるような渾身の傑作を待っています!」


大矢博子(おおや・ひろこ)

1964年、大分県生まれ。書評家。著書に『クリスティを読む! ミステリの女王の名作入門講座』(東京創元社)、『読み出したら止まらない! 女子ミステリーマストリード100』(日経文芸文庫)、『歴史・時代小説 縦横無尽の読みくらべガイド』(文春文庫)などがある。


川出正樹(かわで・まさき)

1963年、愛知県生まれ。慶應義塾大学卒。
翻訳ミステリを中心に文庫解説や書評などを多数執筆、〈翻訳ミステリー大賞シンジケート〉サイトにて「書評七福神」の一人としても活動、毎月翻訳ミステリの新刊ベスト1を紹介する。著書『ミステリ・ライブラリ・インヴェスティゲーション 戦後翻訳ミステリ叢書探訪』で第七十七回日本推理作家協会賞、第二十四回本格ミステリ大賞を受賞。共著に瀬戸川猛資編『ミステリ・ベスト201』『ミステリ絶対名作201』、書評七福神編著『書評七福神が選ぶ、絶対読み逃せない翻訳ミステリベスト2011-2020』、杉江松恋監修『十四人の識者が選ぶ本当に面白いミステリ・ガイド』などがある。


北原尚彦(きたはら・なおひこ)

1962年、東京都生まれ。青山学院大学卒。
小説は日本推理作家協会賞候補となった『シャーロック・ホームズの蒐集』(創元推理文庫)や『ジョン、全裸連盟へ行く』(ハヤカワ文庫)、『ホームズ連盟の事件簿』(祥伝社文庫)などのホームズ・パスティーシュや、『首吊少女亭』(角川ホラー文庫)、『死美人辻馬車』(講談社文庫)などのヴィクトリア朝を舞台にしたミステリ・幻想小説を得意とする。小説以外は『初歩からのシャーロック・ホームズ』(中公新書ラクレ)、『シャーロック・ホームズの建築』(エクスナレッジ)等。『シャーロック・ホームズ語辞典』(えのころ工房・絵/誠文堂新光社)は日本推理作家協会賞及び本格ミステリ大賞候補となった。翻訳はキム・ニューマン『モリアーティ秘録(上・下)』(創元推理文庫)等。
(北原尚彦X〔旧Twitter〕 → http://twitter.com/naohikoKITAHARA)


杉江松恋(すぎえ・まつこい)

1968年、東京都生まれ。慶應義塾大学卒。
主として書評分野で活動中。著書に『路地裏の迷宮踏査』、『読みだしたら止まらない!海外ミステリーマストリード100』、『ある日うっかりPTA』、『浪曲は蘇る』。共著に『桃月庵白庵と落語十三夜』、『絶滅危惧職、講談師を生きる』(六代目神田伯山との共著)、『100歳で現役! 女性曲師の波瀾万丈人生』(玉川祐子との共著)、『十四人の識者が選ぶ 本当に面白いミステリ・ガイド』(編著)など。近著に『芸人本書く派列伝』。


福井健太(ふくい・けんた)

1972年、京都府生まれ。早稲田大学卒。「SFマガジン」でコミックのレビューを担当。著書に『本格ミステリ鑑賞術』『本格ミステリ漫画ゼミ』、編著に『SFマンガ傑作選』などがある。


古山裕樹(ふるやま・ゆうき)

1973年、大阪府生まれ。慶応義塾大学卒。「ミステリマガジン」などに書評・解説を執筆。


村上貴史(むらかみ・たかし)

1964年、東京生まれ。慶應義塾大学卒。単著に『ミステリアス・ジャム・セッション』、編著に『名探偵ベスト101』『葛藤する刑事たち』『刑事という生き方』、共著に『ミステリ・ベスト201』『日本ミステリー事典』等、その他、文庫解説多数。「ミステリマガジン」に作家インタヴュー「迷宮解体新書」、「小説新潮」及び「紙魚の手帖」に書評を連載中。


吉野仁(よしの・じん)

1958年、東京生まれ。中央大学卒。書評家。「ミステリマガジン」「本の雑誌」など、雑誌や新聞の書評、文庫の解説などを執筆。共著として『日本ミステリー事典』(新潮社)、『書評七福神が選ぶ、絶対読み逃せない翻訳ミステリベスト2011-2020』(書肆侃侃房)などがある。


2次選考委員プロフィール


大森望(おおもり・のぞみ)

1961年、高知県生まれ。京都大学卒。
翻訳家・評論家。著書に『現代SF観光局』(河出書房新社)、『50代からのアイドル入門』(本の雑誌社)、『新編 SF翻訳講座』(河出文庫)、『21世紀SF1000』『同 PART2』(ハヤカワ文庫)など。責任編集の『NOVA 書き下ろし日本SFコレクション』全10巻で第34回日本SF大賞特別賞、第45回星雲賞自由部門受賞。訳書に劉慈欣《三体》シリーズ(共訳)、ハクスリー『すばらしい新世界』、ウィリス『航路』『ドゥームズデイ・ブック』、ディック『ザップ・ガン』、ベイリー『カエアンの聖衣』など多数。「ゲンロン 大森望 SF創作講座」主任講師。


千街晶之(せんがい・あきゆき)

1970年、北海道生まれ。立教大学卒。
1995年、第2回創元推理評論賞を受賞。2004年、『水面の星座 水底の宝石』で第4回本格ミステリ大賞評論・研究部門と第57回日本推理作家協会賞評論・その他部門を受賞。
著書は他に『怪奇幻想ミステリ150選』『幻視者のリアル』『読み出したら止まらない! 国内ミステリー マストリード100』『原作と映像の交叉光線』『ミステリ映像の最前線』『ミステリから見た「二〇二〇年」』、共著に『ニューウェイヴ・ミステリ読本』『本格ミステリの現在』『日本ミステリー事典』『本格ミステリの本流』『書評七福神が選ぶ、絶対読み逃せない翻訳ミステリベスト 2011-2020』『十四人の識者が選ぶ 本当に面白いミステリ・ガイド』『本格ミステリ・エターナル300』『妄想アンソロジー式ミステリガイド』など、編著に『本格ミステリ・フラッシュバック』『21世紀本格ミステリ映像大全』など。


村上貴史(むらかみ・たかし)

1964年、東京生まれ。慶應義塾大学卒。単著に『ミステリアス・ジャム・セッション』、編著に『名探偵ベスト101』『葛藤する刑事たち』『刑事という生き方』、共著に『ミステリ・ベスト201』『日本ミステリー事典』等、その他、文庫解説多数。「ミステリマガジン」に作家インタヴュー「迷宮解体新書」、「小説新潮」及び「紙魚の手帖」に書評を連載中。


最終選考委員プロフィール


大森望(おおもり・のぞみ)

1961年、高知県生まれ。京都大学卒。
翻訳家・評論家。著書に『現代SF観光局』(河出書房新社)、『50代からのアイドル入門』(本の雑誌社)、『新編 SF翻訳講座』(河出文庫)、『21世紀SF1000』『同 PART2』(ハヤカワ文庫)など。責任編集の『NOVA 書き下ろし日本SFコレクション』全10巻で第34回日本SF大賞特別賞、第45回星雲賞自由部門受賞。訳書に劉慈欣《三体》シリーズ(共訳)、ハクスリー『すばらしい新世界』、ウィリス『航路』『ドゥームズデイ・ブック』、ディック『ザップ・ガン』、ベイリー『カエアンの聖衣』など多数。「ゲンロン 大森望 SF創作講座」主任講師。


香山二三郎(かやま・ふみろう)

1955年、栃木県生まれ。早稲田大学卒。
コラムニストとして、書評を中心に執筆。「小説推理」等でミステリーガイドを担当。


瀧井朝世(たきい・あさよ)

1970年生まれ、東京都出身、慶應義塾大学卒。
大学卒業後、出版社勤務を経てライターに。WEB本の雑誌「作家の読書道」のほか、「anan」「クロワッサン」「小説丸」「小説幻冬」などで作家インタビューや書評を担当。TBS系「王様のブランチ」ブックコーナーのブレーン。著書に書評コラム集『偏愛読書トライアングル』(新潮社)、作家インタビュー集『あの人とあの本の話』(小学館)、『ほんのよもやま話 作家対談集』(文藝春秋)。監修に岩崎書店〈恋の絵本〉シリーズ。