第11回『このミス』大賞 2次選考通過作品一覧

2次選考の結果、最終候補作は以下の6作に決定しました。
選評には、選考通過のポイントや弱点の指摘などが、的確に書かれています。作品を選ぶ、選考委員の“生”の声ですので、作家志望の方にとっては有益なアドバイスになると思います。今回惜しくも選にもれた方、次回への応募をお考えの方には、ぜひ目を通していただければと思います。
最終選考結果は9月下旬発表予定です。

※1次通過作品の中に二重投稿があり、これを失格とし削除しました(2012年8月31日)

2次選考通過作品一覧

『ポイズンガール』/藍沢砂糖
『下弦の刻印』/安生正
『或る秘密結社の話』/新藤卓広
『梓弓』/堂島巡
『婚活島戦記』/柊サナカ
『石の来歴』/深津十一

2次選考委員コメント

2次選考通過作品

『ポイズンガール』 藍沢砂糖(あいざわ・さとう)

毒を仕掛け合うゲーム「ポイズンガール」にのめりこむ
女子校科学部のメンバーと、ひき逃げ事件を起こし逃亡する悟。
少女たちのもつ「歪み」が、ゲームを危険なものへ転じさせていく。
作品講評


『下弦の刻印』 安生正(あんじょう・ただし)

北海道根室半島沖の太平洋に浮かぶ石油採掘基地で、職員全員が
未知の伝染病により、無残な死体となって発見された。
爆発的な感染拡大は食い止められるのか!?
作品講評


『或る秘密結社の話』 新藤卓広(しんどう・たかひろ)

平凡な失業者が雇われたのは
奇妙な癖のある人物ばかりの謎の会社。
誘拐事件にヤクザ、政治家が絡んで、大騒動に
作品講評


『梓弓』 堂島巡(どうじま・めぐる)

事故で亡くなった娘・梓に浮上した援助交際の疑惑。
母親の浩美は、自分の知らなかった娘の姿を追い求めつつ、
梓を主人公にした小説を書き始める――
作品講評


『婚活島戦記』 柊サナカ(ひいらぎ・さなか)

青年社長の妻の座を奪取すべく開かれた、
花嫁最終候補による四日間のバトル。
元挌闘家のヒロインを中心に、彼女達の過去が明かされて……
作品講評


『石の来歴』 深津十一(ふかつ・じゅういち)

祖母の奇妙な遺言を托された少年は、石コレクターの老人に出逢い、
生物教師とともに謎めいた世界に惹かれていく。
石をモチーフにした穏やかな幻想譚
作品講評