• 『熱砂に死す』 島村ジョージ
  • 作品講評
  • サハラ砂漠縦断という冒険行のさなかに“幻の黄金都市”トンブクトゥーで行方不明になった異母兄、その秘密を追う主人公の「冒険」とは

  • 『沈むさかな』 ティ エン
  • 作品講評
  • 父の死の真相を探る主人公は17歳の高校生。海辺を舞台にしたサスペンスはスクーバダイビングの描写も素晴らしい

  • 『花は紅』 清水生成
  • 作品講評
  • 愛する人を死なせてしまったのは、自分が原因なのか。彼女から託された娘を護りながら過去へと遡っていく元刑事の主人公。北方謙三や志水辰夫の小説が好きな方ならオススメ

  • 『その名は零(ゼロ)』 上條武士
  • 作品講評
  • 舞台は太平洋戦争開戦前夜の上海。敵陣営に降下した零戦の設計技師を、改造アウト・ユニオンを飛ばして租界から脱出させることはできるのか、波瀾万丈の冒険活劇小説

  • 『リマインド』 高城浩一
  • 作品講評
  • 「かごめかごめ」の歌詞に自分の記憶の断片を見た。記憶の不思議さをネタに親子関係を描くサスペンス。恩田陸の諸作を彷彿させる不思議な味わいのミステリー

  • 『羊たちの眠れる森』 山崎隆司
  • 作品講評
  • 「ねむり姫」「赤ずきん」という”本当は残酷な童話”をベースに、エロスとタナトスという糸で紡ぎ出された幻想感漂うミステリー

  • 『四日間の奇蹟』 浅倉卓弥
  • 作品講評
  • 脳に障害を負った少女とピアニストの道を閉ざされた青年が山奥の診療所で遭遇する奇蹟。ひとつの不思議なできごとが人々のもうひとつの顔を浮かび上がらす

  • 『媚薬』 松之宮ゆい
  • 作品講評
  • 「局部に塗ればさっと立つ」という秘伝の媚薬をめぐるスラップスティックな犯罪コメディ。疾走するストーリーとどこかとぼけた雰囲気、誇張された登場人が印象に残る

  • 『セピアの翼』 碓氷夏巳
  • 作品講評
  • 四人組の高校生の推理合戦の果てに、彼ら四人の人間関係がひそかに宿していた醜さがさらけ出される、西澤保彦風ミステリー